忘却探偵シリーズ読んだ
忘却探偵シリーズ読んだ
ドラマ化によるマスメディアの情報に乗せられた感はあるものの、忘却探偵シリーズを現行の4巻(掟上今日子の遺言書)まで読んだ。
やはり物語シリーズもそうだが西尾維新作品は言葉遊びや会話のキャッチボールを楽しむ作品だと思うので、ドラマやアニメでは100%面白さを表現できない部分もあるのではないでしょうか。
(※保身のために言っておくと、決して私は原作厨などでは無く、どちらかというとアニメのが一方的に情報を享受できるので楽だし好きです)
Wikiをみると製作背景にミステリーを書きたくなって書いたなどと記載されているが、正直、ミステリー小説的なドキドキや解決時の快感を味わうものでは無い。
このシリーズの一番の魅力はなんといっても今日子さんのキャラクター性であり、
ズバリな物言いをしたり、さらりと「嘘でした」などと話すあたりが、より個性的で会話を面白くしている。
掟上今日子は羽川翼なのか
コラボCMがいろいろと連想させますよね。
物語シリーズとあとで繋がるということであれば、非常に熱い展開ではありますが、こんだけPRしているわけですから、あくまでコラボという立ち位置でしょう。
わざわざCMでやるわけですから、今後繋げるつもりもないと思われます。
忘却探偵シリーズ側に怪異がいるようなら、それはそれで世界観に問題がありそうですが、怪異の影響で記憶が無い可能性や厄介くんは怪異に憑かれている可能性はありますが、、、
確かに今アニメ放送中の「終物語」第6話で老倉育の母親の失踪についてヒントを提示するあたりは、今日子さんのイメージに近いものはあります。
この本から私が得るべき教訓は、、、
物語シリーズも忘却探偵シリーズも多くの正義や人間の思考について、極論はありつつも詳細に触れていながら、一方で明確な答えを出すことはありません。
自分で考えろということなんでしょうか。言葉の取り扱いについては、気をつけるとまでは言わないものの、影響について意識しなければと思います。
言い方次第で善にも悪にもなるとは、軽い言い回しですが、私の語彙力ではこのぐらいしか表現できません。
今月には、「掟上今日子の退職願」が発売するようですので、楽しみです。
未読のかたは是非読んでみてください。