「スターウォーズ・フォースの覚醒」に向けて1~6のあらすじを復習
2015年12月18日「スターウォーズ・エピソード7/フォースの覚醒」がついに公開されましたね。最後のスターウォーズ・エピソード3「シスの逆襲」が公開されたのが2005年になるので、今回は約10年ぶりの新作となります。
おそらく多くの皆様が映画を見に行こうとしていることと思います。その一方で映画に誘われたものの、「実は全く見たことない」という初見の方や「内容まったく知らん」とか「キャラだけは知ってる」といったような記憶が曖昧な方も多くいることと思います。
そんなにわか知識の皆様が最新作を楽しめるようにするために、これまでの過去シリーズの概要をまとめます。この記事を読めば、時間が無い方でも映画を楽しむことができる上に、例えばデートでいく際に、話について行けないなどの恥をかかずにすみます。短時間で書いていることを全部覚えるのはしんどいと思いますが、ざっと流し読みするだけでも「見たことあるけど記憶が曖昧」といったリアリティ溢れる知ったかぶりで乗り切ることができるでしょう。
ではいきます。
スターウォーズ概要
まずスターウォーズとはなんなのか。これが分からないと話になりません。
スターウォーズとは、映画監督ジョージ・ルーカスによる遠い昔のはるか彼方の銀河系を舞台としたSF映画です。宇宙での戦闘の描写や、多くの異星人、ライトセーバーでの戦闘、万物を司る力・フォースなど独特の世界観で人気を博しています。
シリーズは全9部作品となっていて、今回は第7部となります。(完結まで残り2部)
ルーク編3部
1977年 スターウォーズ・エピソード4 / 新たなる希望
1980年 スターウォーズ・エピソード5 / 帝国の逆襲
1983年 スターウォーズ・エピソード6 / ジェダイの帰還
アナキン編3部
1999年 スターウォーズ・エピソード1 / ファントム・メナス
2002年 スターウォーズ・エピソード2 / クローンの攻撃
2005年 スターウォーズ・エピソード3 / シスの復讐
レイ編3部
2015年 スターウォーズ・エピソード7 / フォースの覚醒 ←今回のやつ
未公開 スターウォーズ・エピソード8
未公開 スターウォーズ・エピソード9
ストーリーが4から公開されているところが注目です。
(※これを知らないと「コイツ実は見てないな」とバレてしまいます)
エピソード4、5、6では主人公ルーク・スカイウォーカーと宿敵ダースベイダーの物語が語られ、その後に公開されたエピソード1、2、3でその過去、ルークの父であるアナキン・スカイウォーカーの物語が語られます。過去の物語が語られることで、様々な出来事の謎が解き明かされます。
そして今回の第7部ではレイという女性の主人公のもと、「スターウォーズ・エピソード6 / ジェダイの帰還」の30年後を舞台としたストーリーが繰り広げられます。
これまでのストーリー
映画公開順にいきます。
ルーク編
ルーク編は銀河帝国 vs 反乱同盟軍、ルーク vs ダースベイダーの戦い・物語が描かれます。
スターウォーズ・エピソード4 / 新たなる希望
ジェダイの騎士滅亡後、銀河系は銀河帝国の圧政下にあった。そんな中、反乱同盟軍が立ち上がり、帝国の最終兵器デススターの設計図を盗み出す。
画像は左からデススター、帝国皇帝パルパティーン
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ダースベイダーは設計図の奪還と同盟軍基地の発見のため、同盟軍のレイア・オーガナ姫を誘拐。戦闘のなか、レイアはドロイドのR2-D2にオビワン・ケノービへの救援メッセージとデススターの設計図を託す。
左がレイア、右がダースベイダー
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設計図を持ったR2-D2と相棒のC-3POは漂着した先で、主人公ルーク・スカイウォーカーと出会う。救援メッセージを目にしたルークは、オビワン・ケノービを探す。
左から、ルーク・スカイウォーカー、R2-D2、C-3PO、オビワン・ケノービ
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オビワン・ケノービ(当初はベン・ケノービを名乗っていた)を見つけたルークは、一緒に姫を助けに行くことに。オビワンはルークへフォースの才能を見いだし、ルークの父アナキンの話を聞かせる。
優秀なジェダイの騎士であったこと、ジェダイを裏切ったダースベイダーへ殺されたこと。ルークは父のようなジェダイの騎士になることを近い姫を助けに向かう。
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姫を助けにいくために2人は密輸商人のハン・ソロとチューバッカを雇う。彼らの宇宙船ミレニアム・ファルコン号にのってオルデラン(姫のいる島)へ向かう。
左から、ハン・ソロ、チューバッカ、ミレニアム・ファルコン号
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オルデランは既にデススターにより破壊されていたが、デススター内で、レイア姫を発見し、救出。救出時、オビワンはダースベイダーとの戦闘で命を落とす。
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ミレニアム・ファルコン号で脱出。同盟軍と合流し、デススターの弱点を発見。
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デススターを破壊し、大団円。
スターウォーズ・エピソード5 / 帝国の逆襲
デススター破壊後も銀河帝国軍との戦いは続き、前基地から撤退した反乱同盟軍は氷の惑星ホスへエコー基地を設立。
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ルークがパトロール中に吹雪の中で倒れてしまう。吹雪の中で死んだはずのオビワン・ケノービの声が聞こえ、ジェダイマスターのヨーダに合うよう言われる。
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エコー基地が襲撃にあう。
ソロとチューバッカ、レイアは、基地を脱出。生き残ったルークも戦い終了のあと、オビワンの伝言通り、ヨーダを探しに行き、森の中でヨーダと出会う。
ヨーダ
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ソロとチューバッカ、レイアはミレニアムファルコンを修理するために、ソロの旧友ランドの星へ到着。罠にはめられダースベイダーに捕まる。ソロはカーボンフリーズ状態(凍らせて石版化)にされる。
カーボンフリーズ状態のハン・ソロ
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ルークはヨーダの元でフォースの修行をする。修行の途中、フォースによりソロとレイアのピンチを察する。ヨーダの引き留めに応じず、ルークはソロとレイアを助けに行く。
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ルークがレイアたちを発見。ルークはダースベイダーと対決するが、右腕を切り落とされてしまう。そしてダースベイダーは自分がルークの父親であることを告げる。
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ダースベイダーが口にした衝撃の事実と暗黒面への誘いを拒否して、ルークはレイアと脱出する。
スターウォーズ・エピソード6 / ジェダイの帰還
エピソード5から1年後、ルークとレイアはカーボンフリーズ状態にされた、ソロの救出のため、ジャバ・ザ・ハットの宮殿に潜入し、ソロを救出する。
ジャバ・ザ・ハット
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その後、ヨーダのもとで修行の続きをするルークへオビワンの霊が現れ、ダースベイダーがルークの父、アナキン・スカイウォーカーであること、さらにレイアがルークの妹であることを告げられる。ヨーダ死亡(寿命?)。
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帝国が新デスタワーを建造中。反乱同盟軍は攻撃をしかけに向かう。
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森の中で原住民イウォーク族と協力して戦う中、ダースベイダーの存在を感じたルークは単身で帝国軍へ投降、ダースベイダーと帝国皇帝と対面する。
イウォーク族
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ダースベイダーとの戦闘。ルークがダースベイダーの右腕を切り落とすが、帝国皇帝パルパティーンがルークを殺そうとする。
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ダースベイダーが改心し、ルークを助けて皇帝を殺す。
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銀河に平和が訪れる。
アナキン編
アナキン編では、エピソード4、5,6でダースベイダーとして登場したアナキン・スカイウォーカーがダースベイダーになるまでの過程が描かれます。
スターウォーズ・エピソード1 / ファントム・メナス
銀河共和国は通商連合との貿易関税率を巡る論争で揉めていた。通商連合が惑星ナブー攻撃を仕掛けるにあたり、ナブーはジェダイへ助けを求める。
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ジェダイマスターのクワイガン・ジンとその弟子(パダワン)のオビワン・ケノービが特使として派遣される。
左がクワイガン・ジン、右が若い頃のオビワン・ケノービ
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道中で原住種族グンガンのジャージャービンクスの力を借り、ナブーの元首アミダラ女王を救出する。
左がジャージャービンクス、右がアミダラ女王
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離脱中に船が損傷し、修理のために惑星タトゥイーンに着陸。クワイガンとアミダラの侍女パドメはジャンクパーツ屋にて幼い奴隷少年のアナキン・スカイウォーカーと出会う。
右がパドメ・アミダラ、左がアナキン・スカイウォーカー幼少期
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幼少期のアナキンは並外れた才能の持ち主で、同時にクワイガンはアナキンに潜在する強大なフォースに気づく。船のパーツとアナキンの奴隷解放をかけて、アナキンがポッドレースに出場し勝利。
ポッドレーサー
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クワイガンがアナキンへジェダイの道を示す。アナキンが一行に加わり惑星コンサルトへ向かう際、謎の人物ダースモールの襲撃を受ける。クワイガンとダースモールが対決。
ダースモール
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ダースモールから逃げ切った一行は惑星コンサルトへ到着。アミダラ女王はナブーの現状を報告し、惑星の即時解放を訴えるが、議会は全く機能しない。一方で、アナキンはクワイガンに連れられジェダイ聖堂を訪れるが、ヨーダらジェダイ評議会はアナキンの精神的弱さを指摘して修行を認めなかった。
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ナブーへ帰還した一行は原住種族グンガンの協力のもと、通商連合のバトルドロイドとの全面衝突。
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ダースモールとの戦闘。クワイガンとオビワンが迎え撃つもダースモールにクワイガンが殺される。怒ったオビワンがダースモールを撃破。
同時に通商連合との戦闘に勝利。
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オビワンが正式にジェダイマスターとなり、アナキンがその弟子(パダワン)となる。
スターウォーズ・エピソード2 / クローンの攻撃
エピソード1から10年後、元老院議員となっているパドメは投票のため、惑星コンサントを訪れたが、爆破テロに巻き込まれる。
アナキン・スカイウォーカー青年期
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オビワンとアナキンはパドメの護衛をすることになる。アナキンが初の単独任務として、ナブーへ向かうパドメの護衛に付く。
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アナキンとパドメは愛し合うようになるが、ジェダイの掟と元老院という立場が壁となる。
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護衛中、アナキンの母が苦しんでいる予知夢にうなされる。パドメの計らいで任務を無視して母救出に向かう。
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母を発見するが、まもなく死亡する。アナキンは怒りのまま、盗賊を殺す。
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一方で別行動していたオビワンは、パドメ襲撃の黒幕を探るうちにクローントルーパーの軍隊を発見する。無きジェダイマスター、サイフォディアスが生産を始めたものらしい。
クローントルーパー
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パドメ襲撃の犯人が、クローンの遺伝子ホストであるジャンゴと分かる。追跡するもシス卿の弟子ドゥークー伯爵に捕らえられる。
左がジャンゴ、右がドゥークー伯爵
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アナキンとパドメはオビワンを助けに行くも捕らえられてしまう。
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ジェダイ達が助けに来る。ドゥークー伯爵との一騎打ちが始まるがオビワンとアナキンは敗れてしまう。
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ヨーダが救援に来る。ヨーダとドゥークー伯爵が一騎打ちとなるが決着がつかず伯爵に逃げられてしまう。
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クローン戦争勃発。
スターウォーズ・エピソード3 / シスの復讐
クローン戦争勃発から4年が経過。戦争中、パルパティーン最高議長が連合軍に捕らえられてしまう。オビワンとアナキンはパルパティーン救出に向かう。
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パルパティーンを発見。再びドゥークー伯爵と対決。アナキンが伯爵の両腕を切り落とし勝利したが、パルパティーンは伯爵を殺せと命令。アナキンが伯爵を殺す。
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パドメが妊娠。一方でアナキンはパドメが死亡する予知夢にうなされる。
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パルパティーンがアナキンへフォースの暗黒面の話をし、パドメを救う方法があると話す。パルパティーンがシスと判明。
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アナキンがジェダイに報告。メイス・ウィンドウがパルパティーン討伐に向かうが、アナキンはパドメを救う方法が無くなることを恐れ、メイスを倒してしまう。
ジェダイマスター メイス・ウィンドウ
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アナキンがシスの弟子となり、ダースベイダーの称号を与えられる。その後、アナキンはクローントルーパーとともにジェダイを虐殺する。
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事情を知ったオビワンとヨーダがシスとアナキンを止めに行く。オビワン vs アナキン、ヨーダ vs パルパティーンの戦闘。
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ヨーダ vs パルパティーンは決着つかず、オビワン vs アナキンはオビワンがアナキンの両足を切断し勝利する。
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マグマに焼かれて死んだかに見えたアナキンだったが、かろうじて生きておりシスに連れて行かれ、ダースベイダーマスクをつけられる。
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パドメが出産と同時に死亡。ルークとレイアが誕生する。ルークは惑星タトゥイーンの叔父の元へ、レイアは惑星オルデラン王室のベイル・ブレスター・オーガナに引き取られた。
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銀河帝国発足。生き残ったジェダイは各地で時が来るまで隠れ住むことに。
登場人物について
ざっとストーリーを振り返ったところで、登場人物をおさらいします。
ジョニーリンゴさんというはてなブロガーの方が、良さげな相関図を挙げていらっしゃったので、こちらをみるといいと思います。
まとめ
スターウォーズ約18時間分(3時間×6話)を駆け抜けましたが、いかがでしょうか。もちろん大幅に端折ってますが、これで概ね初見でも映画を楽しめるのではないでしょうか。
特に今回のエピソード7/フォースの覚醒は、レイ編という新しいストーリーなので、過去シリーズの記憶が曖昧でも見られる内容だと思います。もっと時間が無い方はエピソード4~6だけでも復習するといいかもしれませんね。
スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイコレクション(9枚組) (初回生産限定) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2015/11/13
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ちなみに今回の新作は、2012年に映画監督ジョージ・ルーカスが「ルーカスフィルム」社をウォルト・ディズニーへ売却したことから、初めての彼が手掛けていないスターウォーズとなる点も見所ですね。
それでは、映画を楽しんで来てください。では。