「ジャイロ父さん」と「スティック父さん」 - スプラトゥーン戦記
※2016年1月11日更新 ついにS+になりましたので、新しい記事を書きました！
私には２人の父がいた。
…ジャイロを使う父とスティックを使う父だ。
一人は数多くのゲームをこなし、知識レベルも高かった。PSNのトロフィーレベルは50を超え、その後もさらに高度な難度に挑戦するため、WiiUやXbox Oneなどのさまざまなハードで成果を残した。
もう一人の父は、ゲームをやることすら久しぶりであった。二人の父はどちらも日々ガチマッチへ明け暮れた。二人ともランクも順調に上がり、装備も安定したものが手に入った。それなのに、一方の父は日々ランクダウンに苦労した。そして、もう一方の父は安定したS+の住人の一人となった。
二人とも私にあれこれとアドバイスしてくれたが、その内容は異なっていた。「経験」が大切と信じている点では、二人とも共通していたが、「経験しろ」と勧める対象が異なっていたのだ。
たとえばこんなふうだ。一方の父がよく「ジャイロはスティックと違い経験を他のゲーム生かせない」と言っていたのに対して、もう一人の父は、「ジャイロ経験は他のゲームではできない経験だ」と言っていた。この二人の父のことを私は大好きだったが、そのため自分がどんな見方をすべきかを考えさせられたし、最後にはどちらか一方を選ばなければならなかった。
それぞれの父のアドバイスを考えるうちに、私はその人の考え方がその人の安定した勝率に影響を与えるという重大な事実に気づくことができた。
----略----
ランク40のとき、スプラトゥーンについてはジャイロ父さんの言うことを聞き、彼から学ぼうと決心した。そしてどんなに他のゲームで偉大な成果を持っていようが、スティック父さん、つまり私の実の父の言うことは聞かないことを選んだのだった。ここまで読んでお分かりだろうが、こちらの父の方がたくさんのゲーム経験を持っていた私の実の父だ。
ジャイロ移行できない勢
金持ち父さん風にまとめてみましたが、スティックから脱出できない勢が私です。
友人と発売前に二人で予約し、購入から早４ヶ月、即座にジャイロをカットしてスティックで戦ってきた私とジャイロでずっと戦ってきた友人とで差が開き始めているので書こうかと。
購入した当時、私はこう考えていた。
このゲームの発売前にWiiU界の一斉を風靡した「マリオカート8」でもハンドル操作をやってるやつはネタでしかなかった。「ハンドルでいきます！(いかない)」
つまりこのゲームでもジャイロが流行ることはないだろう。ガチ勢はみんな即座にジャイロをカットしているに違いない。友人よすまんな、一足先に行かせてもらうよ。
と。
そう思っているのも束の間、発売から１ヶ月ほどするとジャイロ優勢の兆しが現れ始める。そう、「ジャンプ打ち」の流行である。
一般のFPSでもヘッドショットを避ける動きとして普通に行われている行動であり、これが流行するのは必然だっただろう。
しかし、ことWiiUにおいてはコントローラの関係でスティック派がジャンプ打ちを行うことは、難度の高い操作を要求されることとなった。
(※わからないかたへ説明するとジャンプするには以下図のXボタンを押さなければならないのですが、右スティックでカメラ操作をするとX押すのが困難)
これは、WiiUのコントローラが悪いとしか言い様が無いのではないか。PSコントローラなら、モンハン持ちすることで、Xボタンが押せる。
それでも私は必死にスティック派を貫いた。ジャンプ打ちの際、人差し指でスティック操作をする訓練をした。今思い返すとこの時間をジャイロ練習に使えばよかったのだが、必死にコントローラを振ってゲームをすることに対する恥ずかしさとプライドがあった。
ウデマエA帯になるとスティックでの攻略はかなり限界近いものとなっていたが、それでも私はスティックで戦うしかなかった。この段階でのジャイロ転向は大幅なウデマエ低下を意味するからだ。
必死の頑張りによりS帯に突入したとき、友人はすでにS+の住人となっていた。確かにセンスはいいがゲーマーではない一般人の友人だ。私のプライドはボロボロである。
ジャイロが強いということはもう分かりました。ジャイロの勝ちでいいです。
でも私はスティックで戦うのを止めない。ジャイロなどという初代Wii時代の遺産のような機能に魂まで屈するわけにはいかないのだ。
皆さんのWiiUコントローラのジャイロ機能が壊れることを切に願います。では。
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