素人のヘッドフォン(ATH-AD700)ジャック交換
ジャックが折れた
普通に利用していてジャックが折れるということはあまりありませんが、機器に刺さっている状態で思わず踏んでしまったりすると、以下のようにグニャっといってしまいます。
ということで、前回記事を書いたイヤーパッド交換に続き、今回はヘッドフォンのジャック交換について書きたいと思います。
今回紹介するのはオーディオテクニカ製のATH-AD700となりますが、大体のヘッドフォンが同じような方法で交換できるのではと思います。
準備するもの
- 壊れたヘッドフォン
- はんだごて
- はんだ(オーディオ用ならなお良し)
- 交換用ジャック
- ワイヤーストリッパー(なければニッパー+ライター)
はんだごてを使うのは中学校の技術の授業以来ですが、以下のやつを新しく買ってみました。これを機に電子工作でもはじめるのもいいかもしれません。
温度200℃~450℃ 60W LED通電ランプ付き 保証1年 はんだこて ダイヤル式温度制御 「設定温度に達するとランプが点滅!
- 出版社/メーカー: azone(エーゼットワン)
- メディア: その他
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あとはオーディオ専用はんだ等もあるようで、こだわりのある方は、こちらを利用されたほうが良いかもしれません。私はケチってノーマルはんだでやりました。
交換用ジャックもいろいろと発売されてますので、探してみてください。
私はケチって安いヤツを使いました。
あとは導線を剥くためのワイヤーストリッパーなるものがあるようで、これを使うと楽にできそうです。私はケチってニッパーでやりました。
ニッパーでやる場合には、ライターなどで導線をあぶると柔らかくなって剥きやすくなります。
手順
ざっくりと以下の手順でいきます。
- 壊れたジャック部分を外す
- 導線を剥く
- 導線を新しいジャックにはんだづけ
- キャップをしめて完成
まずは壊れたジャック部分を外します。面倒くさいのでハサミやニッパーでまるごと切ってしまいましょう。
切った後に、黒いケーブル部分を剥いていきます。すると中に赤、青、白の3色のケーブルが出てきます。
出てきたケーブルをさらに剥いて導線を剥き出しにします。ワイヤーストリッパーを使うか、ライターであぶってニッパーで剥いてください。注意点としては、根元まで剥いてしまうと色が分からなくなってしまうので注意してください。1.5cmくらい剥いたら大丈夫かと思います。
次に新しいジャックのキャップを先につけます。
はんだづけしてからだとつけられないことが多いので注意しましょう。
ここまで来たらいよいよ はんだづけ していきます。
各ケーブルはそれぞれ以下の音を表しています。これに応じて導線を新しいジャックにはんだづけしていきます。
赤:右音声(R)
青:アース線(GND)
白:左音声(L)
※色はお使いのヘッドフォンによって異なる可能性があります。
対応するジャック側の取り付け部分は、イヤホン・ヘッドホン専門店【e☆イヤホン】
さんのブログからお借りした画像で解説致します。
ステレオミニプラグは以下の構造となっています。今回は、左音声(L)とアース線(GND)の色が逆になってますので、ご注意ください。AD700はGNDが青です。
これに従って、ミニプラグへ導線を取り付けていきます。つけるとこんな感じになります。はんだをつけすぎて他の場所とくっつかないように注意しましょう。
最後にジャックのキャップを閉めて完成です。はんだを付けすぎるとキャップがしまらないことがありますので、多すぎず少なすぎず調整してください。
完成!
結論
初心者でも簡単に修理ができます。
金額的にメリットが出るかどうかはヘッドフォンの金額次第というところでしょうか。
あまりに高額なヘッドフォンの場合には失敗リスクを考えて、正規の修理を依頼したほうがいいと思いますし、安いヘッドフォンの場合には買いなおした方が早いです。金額のレンジとしては5000円~30000円くらいのヘッドフォンが対象になるのでは、という感じです。
後は趣味で挑戦してみたいという方は是非やってみたら良いのではと思います。