Technics(Panasonic)がSL-1200シリーズ復活を発表
SL-1200が復活
2010年より生産終了となっていた「Technics SL-1200」シリーズがついに復活するようです。
「Technics SL-1200」シリーズはトルクの強さ(回転の安定性)やレコード立ち上がりの速度などが評価され、世界中のクラブで利用されているアナログターンテーブルでしたが、2008年mk6の発売を最後に2010年12月生産終了となりました。
Technics(Panasonic)はダイレクトドライブ式のレコードプレイヤーの市場商品化に世界で初めて成功したメーカーであり、この撤退は非常に残念でした。
生産終了に伴って、当時は多くのクラブがこの機種を買い集めているという話で、一時はショップで売り切れになると、オークション等で高値で取引されたこともありました。
そんな「Technics SL-1200」が約6年の歳月を経て、新モデルが発売されるとのことなのです。
新モデル SL-1200G / SL-1200GAE
今回発売されると言われているのは、「SL-1200G」(2016年後半発売予定)というモデルで、Gはグランドクラス?を意味しているようです。同社は2014年から高級音響ブランドとして復活したので、本モデルも高級志向で発売されるのかもしれませんね。
正直、一般の人にも手が届くようにして欲しいです。
また、同時に記念モデルも発売するようで、「SL-1200GAE」というマグネシウムボディモデルが1200台限定で2016年の夏に発売予定となります。
本機種は、ダイレクトドライブのモーター、コントローラー、トーンアーム、プラッター、インシュレーターが新開発された新しいものになっており、回転速度もこれまでの33rpm、45rpmに加えて78rpmが搭載されるようです。
また、ピッチレンジも+8%と+16%を可変で設定できるようで、クラシック志向の機種ではなく、しっかり現場を意識した作りになっているようです。
アナログレコードの売り上げ向上が要因?
冒頭のThe Vergeの記事には復活の背景には、レコードの売り上げが大きく伸びてきたことが影響していると書かれています。確かに実態は分かりませんが、最近はアナログレコードブームという話もよく聞くので、その影響があるのかもしれません。
発売によって、よりクラブミュージック界隈が盛り上がるといいですね。